◆所沢市 メルハバ様(お名前未公表希望)

2時間の講義は晃司さんのご両親への深い愛情と優しい人柄を感じることができ、あっという間に
過ぎてしまった感じでした。
私は遅ればせながら昨年晃司さんのファンになりました。ファン歴26年の先輩が身近にいたのですが、
私はデビュー当時の印象しかなく、先輩の熱い晃司さん話は聞き流して(?)いましたが、たまたま
昨年NHKの番組SONGSで「終わらないSUNSET」を聴いたことで一変しました。素敵な声&歌♪と思い、
先輩に伝えたところ、喜んでライブに誘って下さり、ライブ後にはすっかりファンになりました。
(今回の講義では笑顔もたくさん見られて嬉しかったです。)

長年のファンの皆さんから「デビュー当時からいっていることにブレがない」と聞いていましたが、
講義を聴いて納得できました。
根底にはご両親の影響があり、確固たる信念を持って素敵に年輪を重ねられていると感じました。
母親は「仁」(近い愛情・思いやり)、父親は「義」(遠くから見守る愛、筋道)との説明。お父様
については晃司さんが大怪我をした際の驚きの話もありましたが、芸能界に入る際の言葉(猿まわし
の猿になるのか)といい、お父様への反骨精神もあり、自分で困難を乗り越える力を身につけられた
のだと思いました。「子供は甘やかして育てるだけではダメ。ほめて伸びる幅には限度があり」という
晃司さんの子育て論の原点はお父様かなとも思いました。今回聞いたお話だけですと怖いお父様の印象が
強いのですが、一方、今もライブ会場にはお父様がいらっしゃるようで、まさに遠くから見守られている
のだと思います。

会社が設立から赤字で、黒字になったのはここ数年という話にも驚きましたが、まあくさんの「最近は
大黒字?」という質問に、「小黒字」って笑い飛ばされていたのが印象的でした。自分でハードルを
設けてそれを乗り越えてきた自信が醸し出されていました。
「臥薪嘗胆」「蘭心竹生」が座右の銘とのことで、言葉どおり日々実践されている逞しさが晃司さんの
魅力の1つだと思います。
過酷な無人島生活に耐えられたのは亡くなられた友人たちのおかげと話されていたのも印象的でした。
身近な方が若くして亡くなり「死ぬよりはまし」と苦難を乗り越えられたとのこと。いろいろ辛い経験を
した分だけ人に優しくなれるのですね。

サバンナ生活のここだけの打ち明け話をした後、嘘が嫌いな晃司さんらしく、小躍りをして喜んでいた姿は
とても可愛かった(失礼ですが…)です。絵も上手と聞いていたのですが、名前の下に書かれた太古の壁画に
ありそうなちっちゃい絵には思わず笑ってしまいました。中央に大きく書き直されたヌーは「馬だぁ」
つっこんでしまいましたが、実はあと角さえあれば「ヌー」そっくりだったのだとわかりました。
(とても上手な馬でした!)

晃司さんが話された「バランスの良い食事の大切さ」は最近特に痛感しています。精神が健康であるため
には、まず体が健康でないと駄目で、その体は食べたものでできている…。子供にはいわゆる「食育」も
大切で、お母様がしっかりと食育をされたおかげで晃司さんが心身共に健康に育たれたのだと感じました。
愛情たっぷりのバランスの良い美味しい料理が人を幸せにするのですよね。愛情があってもまずい料理は
ダメとの厳しいお言葉もありましたが、確かにいくら健康に良いといわれてもまずいものは食べ続けられ
ませんし、いい食材を料理したらまずくなったでは食材に失礼…納得です。食べた時「美味しい」と思わ
なければ幸せな気持ちにはなれないですよね…。お料理上手なお母様のレシピ、あるいは晃司さんのレシピ
を使った料理教室なんてあったらいいなと思いました。(無理だとは思いますが…。)

質問コーナーで介護士の方からの「老人ホームに親を預けて顔も出さない人達も多い。最後までご両親の
面倒をみますか?」という質問に対し、「人それぞれ事情があるから一概にはいえない。自分は最後まで
面倒をみるつもり」と答えられたのも印象的でした。私の祖母も認知症が発症してしまい、94歳で亡くなる
までの数年間は特別養護老人ホームで過ごしました。そのホームでも、親を預けたまま、ほとんど顔を
見せない人もいると聞きましたが、自宅での親の介護に疲れ、共倒れしてしまう方もいるようですし、
本当に一概には言えないと思います。でも、「自分が守る」と断言した晃司さんのような息子をもった
お母様はお幸せだなと思いました。幼い頃は甘えん坊だったとのことですし、お母様にとっても晃司さんは
可愛くて仕方がないと思います。子供の立場からは、晃司さんも最後におっしゃっていましたが、親には
健康で長生きしてもらいたいものです。

晃司さんのファンになったことでアンニュアージュスクールの存在を知りましたが、今回の「親という存在」
というテーマは講師の皆さんの本質に迫ることができるテーマで、さらにまあくさんだからこそ講師の皆さん
が本音を語ることも多く、毎回興味深く受講しています。また、講師の皆さんのお話を聞いて、両親の愛情に
感謝しつつも、あまり表現をしていなかった自分を反省し、後悔しないように親孝行していきたいと改めて
思いました。

今回晃司さんが「語るには時間が足りない」とおっしゃっていましたが、「歴史の登場人物に学ぶ人心掌握術」
「人を魅了する人間力」「食について」等々、何時間でも(?)聞きたいと思いますので是非お願いいたします。

次回の明石康さんの講義も楽しみにしています。
ありがとうございました。